幼年期のあそびについて

子ども、特に幼年期の遊びというのは実に難しいことで、子どもにとって大きな意味を占めていると思っています。
子どものころ遊んだ経験が、多くの場合そのまま人生経験に直結すると思うからです。

友達との関わり方、ケンカ、楽しかったこと、失敗したこと、悲しかったこと、悔しかったこと……。
友達と遊ぶのか、1人で遊ぶのか、家族と遊ぶのか、地域の人と遊ぶのか。
どこかに出かけるのか、家の中などの室内で遊ぶのか、といったさまざまな遊び方がありますし、子ども一人ひとりに合わせた遊び方があります。
その子どもの好みもあるかと思います。
ただ、そこで重要になってくるのは、大人の接し方だと思うのです。

多くの場合、大人は、「子ども1人で遊んじゃダメ」とか、「誰かと一緒に」とか、遊ぶときにも制限をかけています。
そうすると子どもは、大人の目の届く範囲で遊ばなければならないので、必然的に遊べる遊びが減ってしまいます。
「これはダメ」なんてもし大人が口を出してしまったら、もっと範囲が狭くなってしまいます。
それではいけないと思うのです。

子どものころのことで、何でもないようなことを妙に覚えている経験はきっと誰しもあるはずです。ああこれ楽しかったなあ、と思い出す思い出が遊びに関する思い出である人も多いはずです。

思い出に残るほどではなくても、その子どもが毎日遊んで楽しかったなあと思えるような、十分に遊びができる環境づくりをすることが重要です。

ボールあそびや折り紙、絵を描くなど、道具を使ってもいいでしょう。
しりとり、追いかけっこなど、身1つでできる遊びもいいでしょう。
トランプやカード、オセロ、将棋、チェスなどでももちろんいいのです。
ただ気をつけたいのは、その子どもがまだ小さいなら、親がきちんと付き合うことです。
中学生になったならともかく、小学生になったからといって、面倒を見るのを減らし、簡単に済ませてしまうのは、実にもったいないことだと思います。
言葉が話せるようになったから、字が書けるようになったからといって安心してしまうのは早計に過ぎます。
まだまだ付き添う気持ちを持つべきです。

子どもは誰かと遊んだ方が楽しいものです。
一緒にいることが嫌いな子どもはあまりいません。
接し方を考えながら遊ぶことが、何よりも子どもの成長に役立つはずです。